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アタックZEROのパーフェクトスティック、部屋干しタイプの55本入り(Amazon)を半年ほど使っています(洗濯機はタテ型です)。計量しなくていいのが理由で、値段のことは特に考えずにリピートしていました。
あらためて「これ1回いくらなんだろう」と調べてみたら、思ったより厄介でした。メーカーが答えを出していないからです。

「1回いくら?」を調べようとすると、答えにたどり着けない
花王は、この商品に希望小売価格を設定していません。2023年の新発売のニュースリリースにも「※メーカー希望小売価格は設定いたしません。」とはっきり書いてあります。定価がないので、「1回いくら」は買った店と袋によって決まります。
じゃあ公式に目安はないのかと探すと、Googleの8番目に「比べてみよう!お洗濯1回あたりのコストをチェック – Kao」というページが出てきます。開いてみました。表示されていたのは、この1行だけでした。
お洗濯コストチェックLP作成予定
作りかけのページが、そのまま検索結果に出ている状態です(2026年8月22日時点)。つまりこの商品の1回あたりのコストは、いまのところ公式には確かめられません。
検索結果の1位がYahoo!知恵袋の「アタックZEROのパーフェクトスティックって液体より安いんですか?」だったのも、たぶんそういうことなんだと思います。
「1回=1本」は公式に確定している
値段の前に、1回に何本使うのかを確定させます。ここはパッケージの裏面に表として印刷されていて、はっきりしています。うちの袋の裏面を実際に見て書き写しました。
| ドラム式(洗たく物量) | タテ型(水量) | スティック使用量 |
|---|---|---|
| 2kg〜6kg | 30L〜65L | 1本 |
| 6kg以上 | 65L以上 | 2本 |
家庭のふつうの洗濯量なら1回1本です。しかも花王のQ&Aによれば、水量30〜65Lのあいだで使用量は変わりません。理由も公表されていて、水量が増えて洗浄成分が薄まっても、標準使用量の液体洗剤で洗う場合より高い洗浄力を保つように設計してあるからだそうです(※汚れの種類や量によって落ち方は変わる、という但し書き付きです)。
うちはタテ型で、水量はこの範囲に収まっているので1回1本です。なお袋の表示によると、うちの55本入りは正味量715g。1本あたり13gの計算になります。

なので、1本の値段がそのまま1回の値段になります。あとは割り算だけです。
割ってみたら、同じ商品で1本あたりの値段が2倍違う出品が並んでいた
2026年8月22日の朝、Amazonでパーフェクトスティックの出品を9つ拾って、1本あたりを計算しました。
| 商品名 | 本数 | 1本あたりの値段(最安=1.0) |
|---|---|---|
| 部屋干し 55本入り | 55 | 1.0倍 |
| 55本入り | 55 | 1.0倍 |
| 76本入り | 76 | 1.1倍 |
| 部屋干し 76本入り | 76 | 1.1倍 |
| 76本入り×2袋セット | 152 | 1.1倍 |
| 部屋干し 16本入り | 16 | 1.2倍 |
| 超特大 55本入り(カード付) | 55 | 1.8倍 |
| 【特大サイズ】部屋干し 76本入り | 76 | 2.1倍 |
| 【お得2袋セット】部屋干し 7本入り×2 | 14 | 2.1倍 |
いちばん安いものといちばん高いもので、1本あたり2.1倍の開きがありました。
正直、書いていて自分で疑いました。同じ洗剤で倍は開きすぎです。なので9つとも商品ページを開き直して、本数の表記と登録情報まで確認しました。それでもこの差でした。
ちなみに、うちで使っている「部屋干し 55本入り」はこの表のいちばん上です。1本あたりはこの表の最安でした。特に安いものを探して買っていたわけではないので、これは結果論です。逆に言えば、何も考えずに買っても最安になることがあるし、何も考えずに買って倍払うこともあるということだと思います。
そして気づいたことが2つあります。
1つめ。「特大」「超特大」「お得2袋セット」と名前が付いているものが、そろっていちばん高い。 名前だけ見て「まとめ買いのほうが得だろう」と思って選ぶと、逆になります。
2つめ。同じ「部屋干し 76本入り」が、約2倍の値段で並んでいる。 同じ本数、同じ香り、同じ商品名です。
値段の差は、袋の大きさではなく出品の違いから来ていた
なぜ同じものが倍違うのか。商品ページの「登録情報」まで開くと、様子が分かりました。
- 安いほう(部屋干し 76本入り)は、メーカー欄が「花王」
- 高いほう(【特大サイズ】部屋干し 76本入り)は、メーカー欄が「ノーブランド品」。梱包サイズも「6×6×6cm・100g」と登録されていて、76本入りの袋の実寸とは合いません
「【お得2袋セット】7本入り」に至っては、メーカー欄にまったく別の商品名(アタック抗菌EXの詰め替え1800g)が入っていました。
中身が本物かどうかを、僕は開けて確かめたわけではないので断定はしません。書けるのは、商品名がほぼ同じで値段が倍違う出品が、同じ検索結果に混ざって並んでいるという事実だけです。
そのうえで、避け方は単純でした。本数で割る。 Amazonは一部の出品に「(◯円 / 本)」という単価表示を出してくれますが、高いほうの3つには、この表示がありませんでした。表示がない出品は自分で割る、というだけで足ります。
レビューで「高い」と言われているわけではない
念のため、値段が不満として語られているのかも数えました。Amazonのレビュー内キーワード検索でのヒット件数です(76本入り・全2,247件・2026年8月22日時点)。
| キーワード | ヒット件数 |
|---|---|
| 安い | 52件 |
| 高い | 36件 |
| コスパ | 23件 |
| 値段 | 18件 |
| (対照:香り) | 126件 |
「安い」のほうが「高い」より多く出てきます。※これはレビュー本文の網羅的な集計ではなく、Amazonの検索でのヒット件数です。対照に「香り」を叩くと126件返るので、検索そのものは動いています。傾向として読んでください。
星1のほうも読みました。直近10件のうち、値段を理由にした星1は1件もありませんでした。集まっていたのは配送時の破損(4件)と、原産国の表記が説明と違うという指摘(4件)です。
ついでに分かったこと:うちの袋の裏面は「中国製」だった
値段とは別の話ですが、星1でいちばん多かったのがこれだったので、せっかく袋を手に取ったついでに確認しました。
星1に書かれていたのは「商品ページには原産国 日本と書いてあるのに、届いた現物の裏面は中国製だった」という指摘です。実際、Amazonの商品ページの登録情報を見ると「原産国 : 日本」と書かれています。
そこで、うちで使っている袋の裏面を見ました。花王株式会社の住所表記の右隣に、「中国製」と印刷されていました。うちの袋は「アタックZERO パーフェクト スティック 部屋干し 55本入り」、正味量715gです。

あわせて、花王の公式通販サイト(My Kao Mall)の商品情報も見てみました。うちと同じ「部屋干し 55本入り」のページには、原産地の欄に「日本製」と書かれています。つまり公式の表記もAmazonの登録情報も「日本」で、実物の袋だけが「中国製」ということになります。
※【2026年8月29日 訂正】この段落は当初「34本入りのページには中国製と書かれている。メーカー自身が中国製だと公表しており、Amazonの表記のほうが実物と合っていない」と書いていました。参照したのが別の製品(部屋干しではない通常タイプの34本入り)のページで、誤りでした。お詫びして訂正します。
公式10製品の原産地を全部並べた結果と、レビューに残っている「途中で切り替わったらしい」という報告は、アタックZEROのスティックはどこ製? うちの袋は「中国製」、花王の公式ページは「日本製」だったに書きました。
断っておくと、僕が確認できたのはうちにある1袋と、公式サイトの表記だけです。全部のロット・全部のサイズがそうだと言うつもりはありませんし、中国製であることの良し悪しをここで論じるつもりもありません。書けるのは、星1に書かれていた食い違いは実在したということだけです。
気にする方は、商品ページの登録情報ではなく袋の裏面の左下を見てください。花王の住所のすぐ横に書いてあります。
まとめ
- パーフェクトスティックにはメーカー希望小売価格がありません。花王公式の「1回あたりのコストをチェック」ページは、開くと「LP作成予定」の1行だけです(2026年8月22日時点)
- 1回に使う量はパッケージ裏面で確定しています。2〜6kg(水量30〜65L)なら1本、6kg以上で2本。だから1本の値段=1回の値段
- 同じ日にAmazonで9つ拾って割ったら、1本あたりの値段に2.1倍の開きがありました
- 「特大」「超特大」「お得2袋セット」と付いているものが、そろっていちばん高かった
- 同じ「部屋干し 76本入り」でも、メーカー欄が「ノーブランド品」のものは、「花王」のものの約2倍の値段でした
- やることは1つだけ。値段を本数で割る。 単価表示が出ていない出品ほど、割ると高い
- おまけ:うちの袋の裏面には「中国製」と印刷されていました。Amazonの商品ページも花王の公式通販も「日本製」なので、実物だけが違うことを言っています
スティック・ジェルボール・液体のどれにするかをまだ決めていない方は、6商品を並べた記事があります。
→ 洗濯洗剤はスティック・ジェルボール・液体どれがいい?6商品比較
詰め替えの「継ぎ足し」が気になる人は、こちらも書いています。
→ 食器用洗剤、継ぎ足しちゃダメらしい。でも花王の回答を読んだら、理由が思っていたのと違った
【2026年9月1日 追記】売り場を変えると、値段も変わる。そして店頭の値段は調べられなかった
この記事を書いてから10日後に、同じ袋を4か所で調べ直しました。うちが使っている「部屋干し 55本入り」(JAN 4901301451521・正味量715g)です。
| 売り場 | 1本あたりの値段(最安=1.0) |
|---|---|
| Amazon(Amazon.co.jp が販売) | 1.0倍 |
| ツルハグループe-shop | 1.2倍 |
| 花王公式 My Kao Mall | 1.2倍 |
| マツキヨココカラオンライン | 1.3倍 |
いちばん安いAmazonと、いちばん高いマツキヨココカラで、1本あたり3割ほどちがいます。花王の公式通販がいちばん安いわけではない、というのは少し意外でした。
この記事では、店頭の値段が出せません
ここまでネット通販の話しか出てきません。理由があります。
僕はこの洗剤を、ふだんドラッグストアで買っています。Amazonで買ったのは1回だけです。だから「自分がいくらで買っているか」を書きたかったのですが、レシートを取ってありませんでした。
そこでドラッグストアの通販サイトの値段を代わりに使えないか考えたのですが、使えませんでした。店が自分でそう書いていたからです。
※上記の価格はオンラインストアでの販売価格となります。お店の価格と異なる場合があります。
マツキヨココカラオンラインストア「アタックZERO パーフェクトスティック 部屋干し 55本 花王」商品ページ(2026年9月1日確認)
つまり「ドラッグストアではいくらか」は、ネットからは確かめられません。「最安はここ」と言えるのは、あくまでネット通販の中だけの話です。店頭には特売もあります。ここは、うちの記事でも埋められないままにしておきます。
Amazonの中の幅は、2.09倍から2.4倍に広がっていた
この記事の本題だった「同じ商品なのに出品によって1本の値段が違う」も、取り直しました。
| 出品 | 1本あたりの値段(最安=1.0) |
|---|---|
| ケース販売 55本入り×8個 | 1.0倍 |
| 部屋干し 55本入り(Amazon.co.jp) | 1.1倍 |
| 部屋干し 76本入り(Amazon.co.jp) | 1.1倍 |
| 部屋干し 16本入り | 1.4倍 |
| 【特大サイズ】76本入り(個人系ストア) | 2.1倍 |
| 7本入り | 2.4倍 |
最安と最高で2.4倍。8月22日に調べたときは2.1倍だったので、幅は少し広がっています。
「◯円/本」の表示そのものが間違っている出品がありました
この記事では「1本あたりの表示が出ていない出品を疑う」と書きました。今回は、その先がありました。表示が出ていても、間違っていることがあります。
| 出品 | Amazonの単価表示 | 自分で割ると |
|---|---|---|
| 【6袋セット】55本入り | 実際の約6倍の単価が表示されていた(1袋の本数で割った値) | 6×55=330本で割ると、最安クラス |
| 55本入り 2袋セット+おまけ | 「1袋あたり」の表示で、1本あたりではない | 110本で割ると、最安の約2倍 |
| 【まとめ買い】76本×2袋 | 1本あたりの表示あり | 152本で割った値と一致(合っています) |
1行目は「6袋セット」を1袋55本として割っています。表示だけ見ると最悪の単価に見えますが、実際に届く本数で割ると最安の部類です。逆に2行目のように、袋単位で表示していて本数が分からないものもあります。
結局、袋に入っている本数を自分で数えて割るしかありません。この記事を書いたときは「単価表示のない出品が高い」で済むと思っていましたが、そこまでは言えませんでした。
原産国の表記も売り場によって割れています。そちらは別の記事に書きました。
→ アタックZEROのスティックはどこ製? うちの袋は「中国製」、花王の公式ページは「日本製」だった
この記事で出てきた商品
この記事で取り上げた商品です。価格や在庫は変わるので、最新の値はリンク先で確認してください。
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