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まず1枚、見てください。

画面の下半分が、白い光にふわっと包まれています。これはレタッチではありません。レンズの前に付けたフィルター1枚——Kenkoのホワイトミスト No.1(Amazon)の効果です。
僕はこれをX100VIに付けっぱなしにして、旅行にも散歩にも持ち歩いています。この記事では、実際に撮った作例5枚で「何がどう変わるのか」と、レビューで割れているポイントを正直にまとめます。
ホワイトミストとは
光を拡散させるソフトフィルターの一種です。強い光源やハイライトが白っぽくにじみ、コントラストが少し柔らかくなります。同系のブラックミストに比べると、にじみが明るく出て、画面全体がふんわり寄りになるのが特徴と言われています。
この記事が向いていない人
- 隅々までシャープに撮りたい人 → 効果の方向が真逆です。素通しの保護フィルターを
- 後処理で足したい人 → このにじみはLightroom等でも近いことができます。「撮って出しで完成させたい人」向けの道具です
- 商品撮影・記録用途 → ディテールが命の用途には不向きです
作例で見る効果
光源そのもの: 提灯・ネオン・裸電球



ホワイトミストが一番わかりやすく効くのは、光源が画面に入る場面です。提灯・ネオン・裸電球のふちがにじんで、肉眼で見た「まぶしさの記憶」に近い写りになります。夜市や祭りのような場所とは、はっきり相性が良いと感じています。
逆光: 窓・自然光

そして僕の実感では、このフィルターが一番力を発揮するのは逆光です。窓や太陽を背にした場面で、光が画面の中に柔らかく回り込んで、「その場の空気」ごと写ったような雰囲気になります。冒頭の龍山寺も、下からの強い光を受けた逆光気味の場面でした。
使って分かったこと3つ
- 逆光と夜の光源で真価を発揮する。順光の昼景では効果は控えめで、「よく見るとハイライトが柔らかいかな」くらいのことも多いです
- 効果は「戻せない」。フィルターで作ったにじみは後から消せません。同じ場面を保険で1枚、外して撮っておくと安心です
- 強すぎると感じる人はいると思います。僕はNo.1の効果量が好みですが、常用するには強いと感じる人向けに、効果が約半分の「No.05」という選択肢もあります。迷ったらNo.05から入る方が失敗が少ないかもしれません
購入者レビューで割れているポイント
Amazonのレビューを読むと、写りへの評価は「色かぶりが少ない」「風景が色鮮やか」と好意的な声が目立ちます。一方で気になる指摘は写り以外に集中していました。
- 着脱が硬い個体の報告が複数。渓谷での撮影中に外れず、落として紛失したという報告も。硬いと感じたらフィルターレンチ(数百円)があると安心です
- 前面のネジ溝が浅く、レンズキャップが付けにくいという声。かぶせ式キャップなら問題になりにくい部分です
- 効果の強さの感じ方は、ここでもやはり人によって割れています
X100VIで使うには
X100VIはそのままではフィルターが付けられないので、49mmのアダプターリングが別途必要です。選び方はX100VIにフィルターを付ける方法。アダプター・一体型6選を比較にまとめました。ホワイトミストのような効果フィルターを楽しみたい人は、フィルター交換ができる分離型一択です。
このフィルターを含めて、X100VIに買い足した5つがいまどうなっているかは X100VIのアクセサリー5つ に並べています。
まとめ
ホワイトミストNo.1は「全部の写真を良くする」フィルターではありません。順光の記録写真には向かないし、効果を強いと感じる人もいます。ただ、夜の光源と逆光——つまり旅先で「おっ」と思う場面の多くで、肉眼の記憶に近い雰囲気を1枚目から出してくれます。
僕はレタッチに時間をかけたくない性格なので、「撮って出しで雰囲気が完成する」この1枚は、付けっぱなしのまま当分外れそうにありません。
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