※この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
「マービス フッ素 濃度」で検索して、数字が出てこなくて戸惑った方へ。先に結論を書きます。日本で売られているMARVIS(マービス)の正規品は、フッ素非配合です。濃度が見つからないのではなく、濃度という数字がそもそも存在しません。
歯磨き粉6本比較ではMARVISを6本のうちの1本として扱い、表に「フッ素:非配合」と書いただけでした。ただ、実際に検索して来ている人が知りたいのはその一行の先だと思うので、この記事はMARVIS1本だけを掘ります。僕自身が高いほうのチューブを買い続けている側なので、なおさら自分で確かめておきたいところでした。
根拠:正規輸入元が「フッ素配合は全て非正規品」と書いている
MARVISの日本正規輸入販売元は株式会社 UPPER HOUSEです。同社が運営する公式サイトの「並行輸入・偽造品にご注意ください」というページに、こう書かれています。
日本ではフッ素配合の製品の取扱いはございません。フッ素配合製品は全て非正規品です。
メーカー側が「フッ素が入っていたら、それはうちが輸入したものではない」と言い切っているわけです。Amazonの商品仕様欄も裏付けになっていて、「素材タイプフリー:Fluoride Free」と表示されています。
公式サイトの製品ページを見ても、ホワイト・ミントの説明は「クールなミントの香りが持続し」「ブラッシングにより歯垢を除去し」という書き方で、フッ素に触れている箇所はひとつもありません。容量は75mL、原産国はイタリアです。

ややこしいのは、海外のマービスにはフッ素が入っていること
ここが混乱の原因だと思います。Amazonの同じ商品ページに、英語でこう書いているレビューがありました。「フッ素が含まれているので、使う量は少なめにすることをおすすめします」。日本の正規品は非配合なので、この人が書いているのは別の国で売られているマービスのことです。
Amazonのレビュー欄は各国の評価が合算されて表示されます。つまり同じページの中に、フッ素入りを前提にした感想と、日本の非配合品を買った人の感想が並びます。レビュー件数の多さをそのまま信用の目安にしないほうがいい、というのはガラスフィルムの記事でも書いたとおりで、ここでも同じ注意が要りました。
星1レビューの中に、「イタリアで買うのと日本で買うので変わるのでしょうか?」というタイトルのものがありました。この記事が答えようとしているのは、まさにこの疑問です。
見分け方は公式が案内しています。チューブ裏面の法定ラベル(商品説明シール)の製造販売元/正規輸入元に「株式会社 UPPER HOUSE」と書かれているか。ここが違うものは並行輸入品で、公式のサポート対象外になります。
15,205件のレビューのうち、フッ素に触れているのは3件だけ
ホワイト・ミント(75mL)の評価は5つ星のうち4.2、15,205件。星5が57%、星4が20%、星3が14%、星2が4%、星1が5%です。
このレビューを「フッ素」で検索すると、ヒットするのは3件しかありませんでした。裏を返せば、買っている人の大多数はフッ素が入っていないことを気にしていない、あるいは気づいていないということです。そのうえで、気づいた3人の書き方が三者三様で参考になりました。
- 使い分けている人(星5)「夜はフッ素系を使って朝はマービス」。味や風味は5回目で慣れた、とも書いています。10人が「役に立った」を押していて、3件の中でいちばん支持されていました
- 惜しいと書いている人(星5)「一つだけ希望があるならフッ素欲しかった」。製品自体は高く評価したうえでの一言です
- 成分を理由に低く付けた人(星1)配合成分を挙げて、フッ素が入っておらず研磨剤が使われている点を指摘しています
3件が3件とも「効かなかった」ではなく「フッ素がないことをどう扱うか」の話でした。1件目の使い分けは、そのまま実用的な答えになっていると思います。
星1の293件は、中身の話ではなかった
星1は全体の5%、293件です。順に読んでいくと、内容が偏っていました。
「未開封のはずなのに蓋を開けたらアルミシールがなく、開封済みの商品が届いたのかと不安で使えずにいます」「何でそのまま空いているかわからない。新品じゃないですか?」「開けたらキャップが割れてました」「口に入れるものなのでこの梱包はいろんな不安がありますね」。製品の中身ではなく、届いた状態とパッケージの話が目立ちます。
これは偶然ではないと思います。公式が偽造品と並行輸入品への注意をわざわざ1ページ使って出しているジャンルなので、買う側も「これは本物か」に敏感になっている。そこにシールの有無や梱包の雑さが重なると、中身を使う前に星1が付きます。星の数が低い理由が製品にあるとは限らない、というのはクリアケースの記事で見つけたのと同じ構図でした。
僕がそれでも買っている理由
僕はホワイト・ミントの75mL(Amazon)を買い続けています。理由は正直なところ、性能ではありません。良いものを使っている実感のためです。洗面台に置いてあるチューブがイタリア製のデザインである、というだけで歯磨きが少し良い時間になる。6本を比較した記事でも、高級系の価値はほぼここにあると書きました。
そのうえでフッ素をどうしているかというと、僕は入っていないことを知った上で、気分を優先してMARVIS1本で通しています。さきほどのレビューにあった「夜はフッ素系、朝はマービス」のような使い分けはしていません。これは僕がそう選んでいるというだけの話で、おすすめとして書いているわけではありません。虫歯の予防を優先したいなら、次の項目を見てください。

どう選ぶか
整理すると、こうなります。
- フッ素配合であることを条件に探している → この一本はその条件を満たしません。歯磨き粉6本比較で扱った国産の薬用歯みがきのほうが目的に合います。日本の市販品でいちばん高い濃度は1450ppmで、そこは各社横並びです
- MARVISの香りとデザインが気に入っている → レビューにあった「夜はフッ素系、朝はマービス」という使い分けが、いちばん無理のない落としどころだと思います。僕が買っているのは MARVIS ホワイト・ミント 75mL です
- 本物かどうかが不安 → 裏面ラベルの輸入元が「株式会社 UPPER HOUSE」かを見る。公式オンラインストアや正規取扱店で買えばこの心配は要りません
虫歯や歯ぐきに気になる症状がある場合や、お子さんに使わせるかを迷っている場合は、歯磨き粉の選び方も含めて歯科医に相談してください。この記事はメーカーの公表内容とレビューの傾向を整理したもので、効果を判断するものではありません。
「マービスにフッ素は入っているのか」への答えは、日本の正規品には入っていない。そして入っているものを見つけたら、それは正規品ではない。この2つを押さえておけば、あとは何を目的に買うかだけの話になります。
他の5本と並べて見たい方は歯磨き粉6本比較をどうぞ。
この記事で出てきた商品
この記事で取り上げた商品のAmazonページです。価格や在庫は変わるので、最新の値はリンク先で確認してください。
※当ブログは、もしもアフィリエイトを通じて Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト・Yahoo!ショッピング の各プログラムに参加しています。記事内の商品リンクは広告で、そこから購入されると紹介料を受け取ることがあります。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。紹介料の有無や金額で、評価や順位を変えることはしていません。
この記事の作り方(レビューの読み方・体験談のルール)は「このブログの書き方」で公開しています。


コメント